ロッキングテクニック 基本9

ロッキングテクニック

 

波を送って探索する

 

ロッキングテクニックを行うときに、「探索する」ことの大切さを「ロッキングテクニック 基本4」でご紹介しました。この「探索する」ことはロッキングテクニックを行う上でとても良いヒントになるので、もう少し詳しくお話します。

 

ロッキングテクニックのコツ

 

ロッキングテクニックのコツは「重さを感じる」、「つながりをつくる」、「重さを揺らす」です。この3つについてはロッキングテクニック基本1ロッキングテクニック基本2をご覧ください。

そしてもうひとつは「探索する」です。探索とは「これはなんだろう? と探ること」、「様子をみること」、「注意を向けること」です。

これは受け手の体に触れて「これから揺らし始めよう」とするときに関わります。探索することは次の3点であらわすことができます。

 

小さな動きから始める

ゆっくり行なう

好奇心を持つ

 

受け手の体はどんな感じだろうか?と好奇心を持ちながら、小さくゆっくりとした動きから初めて、徐々に受け手の体の質(弾力)に合わせて波の大きさと速度を変化させていきます。

 

まるで受け手の体に初めて出会うような、まったく知らないものに初めて触れるような気持ちで行います。初めてのものに触れるわけですから、大きな動き、早い動きでは、そのものを損なってしまう可能性があります。

そこでロッキングテクニックでは、小さくゆっくりと、動きを感じながら探索します。この探索することは、セッションの始まりばかりではありません。技術を行うたびごと、常に探索から始めます。

 

 

何を探索するのか

 

それでは何を探索するのでしょうか。それは受け手の「体の質」そのものです。例えば、次のようなものを探索して感じ取ります。

 

重さの感覚

抵抗の強弱

つながりの質感

全身への波の伝わり方

波に乗るという感覚

 

小さくゆっくりと動きを始めたとき、受け手の体の重さを感じとれたでしょうか。 重さとともに動いている感覚はあるでしょうか。 そして動きを始めたときに何か抵抗を感じたでしょうか。 抵抗とは動きを妨げるような固さであり、ときには受け手が自分からその動きを作りだそうとするときもあります。

 

つながりの質感には変化があったでしょうか。 最初は針金のように固かったつながりに、柔らかく伸びるといった変化は生じているでしょうか。 そしてロッキングテクニクの動きが波のように全身に広がりはじめているでしょうか。 それともどこかでストップしていますか。

 

 

波に乗る

 

小さくゆっくりと始めたロッキングテクニックはこれからどのように変化するでしょうか。もう少し大きな動きは可能でしょうか。

 

小さくゆっくり始めた波もいつまでも小さくゆっくりと行うわけではありません。探索しながら受け手の体の質感を感じとったならば、その質感に応じた揺れの大きさ、速度へと変化します。これを「波に乗る」と表現します。

 

受け手の体の質感、すなわち弾力がわかったならば、その弾力にしたがった揺れの大きさ、速度を提案します。それはまるで受け手の体の弾力という波に乗るような感覚です。

 

ロッキングテクニックの基本として掲載した記事も9回でいったんポーズ(小休止)を取ることにします。新しい発見がありましたら、このnotebooks801のブログに掲載いたします。または新しく基本シリーズが始まるかもしれません。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

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