目次
ロッキングテクニックは
重さを感じて、重さを揺らす技術
「重さを感じる」とは体の重さを感じること
「重さを感じる」とは、重さの数値を予測することではありません。例えば、「これは何グラムかな」などではなく、ただ重さを感じ取ります。
私たちが、何かの重さを感じようと試みたとき、例えばマグカップ程度のものであれば、片手だけで、つまり体の一部だけで持ち上げることは可能です。
しかし、ロッキングテクニックの「やり方」では、全身を使って持ち上げます。
全身でマグカップを持ち上げる
最初にマグカップを自分の近くに寄せます。これは「自分のものという距離」です。関心がある方はリンク先をご覧ください。
次に重さを感じるためにマグカップを手で持ちます(両手でも片手でも構いません)。続いて両膝を曲げて体の位置を低くくします。その状態でマグカップを持ったまま膝を伸ばします。このとき肘の角度を保ちます。
このようにしてマグカップを持ち上げます。この「やり方」は、全身で持ち上げる方法です。つまり全身で重さを感じています。
このような「やり方」で持ち上げた時、全身がセンサーとして働きます。この持ち上げ方は、体のコア(中心)から重さと繋がる方法です。
しばしば、ボディワークでは「なるべく手や腕に仕事をさせない」という表現がありますが、これは体のコアから繋がると同じ意味です。
ロッキングテクニックの技術の土台は「重さを感じる」ことです。重さを感じて、その重さを揺らします。
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