練習中のフィードバック

ロッキングテクニック 体を心地よく揺らす

ロッキングテクニッククラス
感じたことを詳細に表現する

先日のロッキングテクニッククラスでのことです。練習の受け手になっているときに、どんなことをフィードバックしたら良いのかという質問です。

最初に伝えたこと
基本的な考え方としては、「感じたことをそのまま表現することがいいです。」と伝えました。言葉を飾ろうとか、良いフィードバックをしようと思わなくてもよいので、感じたままを表現することが望ましいです。

これは初めてロッキングテクニックを受ける人の立場からのフィードバックです。

次に伝えたこと
次に伝えたことは、最初のこととは少々違います。それは「感じたことをなるべく詳細に表現した方が良い」です。

この二つ目の回答は、ロッキングテクニックを含めてマッサージを学ぶ立場からです。

互いに学んでいるからこそ、細かな感覚の表現も可能になると思います。なので、学んでいる者同士の練習はとても質の高いものになります。

それからもうひとつ、感覚の技術化です。つまり、「感覚を表現できるようになると、その感覚は技術として再現される。」という取り組みができるからです。

例えば、「首に触れられたのに、仙骨まで繋がっているような感じがする。」「小さな動きなのに体の深部まで響く。」「胸が弾んでいるような感じがする。」などです。

感想をいただいた方は、この感想をイメージしながら、技術を行うと、技術の中に感想の要素が表現されるようになります。

もちろん、表現(言葉)は限界がありますが、しかし、その限界をギリギリまで表現すると、より繊細な技術が生まれます。

それから、ここでいう感想とは「良し悪しの評価、比較、期待、指示」などではなく、あくまでも体が感じたことです。

今回、最初に伝えたことと、次に伝えたことは、一見すると矛盾するかもしれませんが、状況に合わせて使い分けてください。

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