ロッキングテクニックとポーズ
ロッキングテクニッククラスで「ポーズ(小休止)」について説明した時に、「ポーズをとることは、素に戻ること、一人の私に戻ることです。」と話しました。
ポーズというのは、技術と技術の間に、わずかな「間」をとることです。受け手にとっては、誰にも体に触れられることのない時間を体験することで、その直前までの技術の余韻、余韻を通して自分の体を感じる時間です。
その「感じる時間」では、自分だけを感じます。誰とも関わることなく、何かを考えることもない、一人の私に戻ります。
一人の私というと、孤独を連想するかもしれません。しかし、ポーズの場合は、誰とも関わることのない「素の自分」に戻った状態です。
マッサージやボディワークの中には、与え手からケアしてもらうことや、面倒をみてもらうタイプもあります。それはそれで良いものです。それが必要な時もあります。
ただ、ポーズを入れたロッキングテクニックやマッサージは、「素の自分」に戻ることができるのが特徴です。
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