マッサージやロッキングテクニックのときに
マッサージやロッキングテクニックを行うときに、大切なことは、腕が自由であることです。肘や手首の関節も柔らかです。
この「腕が自由」というのは、腕がまさに自由であるということなのですが、それだけでは、あまりにも漠然としています。
別の表現をすると、腕が立ち位置や姿勢、体の向き、そして体の傾きに制限されていないということです。
例えば、体が前のめりになった姿勢では、腕は不自由です。
時には、与え手にとって、マッサージテーブル上の受け手の位置が遠すぎるということもあります。
もし、セッション中に、腕が固まっている感じや、妙に力が入っている感じがあったとしたら、それは腕の自由が損なわれているときです。
もし自由が損なわれていると感じたら、ポーズ（小休止）をとります。ポーズというのは、一瞬の間を作ることです。
受け手の体から完全に手を離し、いったん一歩退いて、全身をリセットします。
そうして、腕が自由であるという立ち位置を見つけたら、もう一度同じことをします。そうすると技術は、たいがい上手くいきます。
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