ロッキングテクニック 技術の日常化

ロッキングテクニック 心地よく体を揺らす

 

ロッキングテクニック つながりを意識して触れる試み

先日のロッキングテクニックのセッション中に思ったことです。たとえばロッキングテクニックで「つながりを意識して触れる」という技術上のコツに気づいた時のことです。

 

頭でわかっていても、そのこと(コツ)を技術の中で意識しつつ行うこと、そして技術のプロセスを味わいつつ、技術が終わったとき、その解放感の余韻の中にいることは、「頭でわかっていること」の質を向上させます。

 

胸郭のワークの場合

今回のセッションは胸郭でした。肩を広げる方向に働きかけたとき、肩が広がる動きが、ゆっくりと胸郭全体へとつながります。

 

この技術は一瞬で行うのなく、受け手の体の弾力(加えて必要な時間)とともに肩に働きかけます。働きかけの動きは肩から肋骨、鎖骨、胸骨、そして脊柱、そこに関わる軟部組織へと、それぞれのつながりとともに連動して動きます。

 

与え手は、この連動する動きを味わいつつ、動きの過程を観察し、技術の終了後にそれを解放したとき、その余韻の中にいると、同じ技術でも、この試みを行ったときと、そうでないときでは技術に違いが生じます。

 

特別であることを手放す

そしてこの「試み」を実感したならば、この試みのための努力を手放します。努力を手放すとは、試みのための「特別」な働きかけを手放すことです。

 

試みの質を消化して日常の動作の中に納めます。そしてその試みを、まるで当たり前のごとく、いつもの技術の中で簡単に行います。

 

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