言葉にすると、それは技術になる
僕がロッキングテクニックやマッサージを行うときに、心掛けていることは、感覚を言葉にすることです。
感じたことを言葉にすると、それは再現性を持つようになり、そしてそれを再び体で表現すると、それは技術になります。またその技術を他の方とシェアすることもできるようになります。
ロッキングテクニック たとえばポンポンポンです
仰臥位で、大腿部を軽く弾ませたときに、ポンポンポンという音を感じたとします。それ以降も同じ技術を行うときに「ポンポンポン」という音(効果音)をつぶやくことで、同じ技術が再現できます。
またそれを「ポンポンポンと言うといいよ。」と人に伝えることで、技術を共有できます。これは効果音の持つ素晴らしい働きです。
技術のやり方の詳細を伝えなくても、ポンポンポンという効果音(言葉にした感覚)を伝えるだけで、人と技術を共有することができます。
それは首の筋肉が水あめのような柔らかなつながりと重さを持つことや、砂が流れるように下肢の重さを股関節に注ぐことと同じです。
イメージや効果音、つぶやき、問いかけは、新しい現実を開きます。
もちろん、感覚のすべてを言語化することはできませんが、それでも言葉にすることで、それは繰り返し扱うことができる何かになります。
思い出せば、昔のアロマテラピーの学校(自然療法学校マザーズオフィス)で行なっていた精油の香りのイメージワークも、同じように感覚の言葉化でした。
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