ロッキングテクニックは重さを感じて、重さを揺らす技術
「重さを感じる」とは体の重さを感じることです。
それは重さの具体的な数値を予測することではありません。例えば「これは何グラムかな」などではなく、ただ重さを感じ取ります。
私たちが、重さを感じようと試みたとき、例えばマグカップ程度のものであれば、片手でそれができるかもしれません。
しかし、ロッキングテクニックの「やり方」では、全身でそれをおこないます。最初にマグカップがテーブルの中央にあるならば、自分の近くに寄せます。
次は重さを感じるためにマグカップを持ち上げるのですが、そのために両膝を曲げて体の位置を低くします。その状態でマグカップを持ったまま膝を伸ばします。
このようにしてマグカップを持ち上げます。この「やり方」は、全身で持ち上げる方法です。つまり全身で重さを感じています。
このような「やり方」で持ち上げた時、全身がセンサーとして働きます。この持ち上げ方は、体のコア(中心)から重さと繋がる方法です。
しばしば、ボディワークでは「なるべく手や腕だけに仕事をさせない」という表現がありますが、これは体のコアから繋がると同じ意味です。
ロッキングテクニックの技術の土台は「体の重さを感じる」ことです。重さを感じて、その重さを揺らします。
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