腕が自由であること

マッサージ、ロッキングテクニックでは腕が自由であること
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マッサージやロッキングテクニックのときに

僕がマッサージやロッキングテクニックを行うときに、大切にしていることは、腕が自由であることです。

「腕が自由」というのは、手首や肘、肩の関節、そしてそれがつながる首が柔らかで、腕の周りには自由な空間があるということです。

もし自由でないと感じたならば、最初に行うことはポーズをとることです。

ポーズとは技術の後で、何もしないわずかな時間の「間(ま)」を取ることです。それは1、2秒であり、ひと呼吸程度、またはそれ以上のときもあります。そして自分の体をリセットして、リラックスします。

できることならば、受け手の体から完全に手を離し、いったん一歩退いて、全身をリセットします。

次に、自分の立ち位置、つまり姿勢、特に体の傾き(前傾姿勢)、そして施術部位へ向かう体の向きを再確認します。

特に、体の前傾姿勢、つまり体が前のめりになった姿勢では、腕は不自由になってしまいます。

時には、施術者にとって、マッサージテーブル上の受け手の位置が遠すぎるということもあります。

そんな時は、受け手にお願いして、少し近づいていただきます。施術者としては、受け手の体を動かすことに厭わないことが大切です。

もし、セッション中に、腕が自由じゃないという感じや、妙にどこかに力が入っている感じがあったとしたら、それは腕を解放するときです。

そして、やっぱり最初に行うことはポーズ(小休止)をとることです。

ポーズを取ったなら、「腕が自由って…」ということを問いかけつつ、もう一度同じことをします。そうすると技術は、たいがい上手くいきます。

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