画像はcommons.wikimedia Oliveより
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オリーブ 疲れ 疲労困憊 だるい 体が重い 気力がない
- 7つのカテゴリー:現実ヘの無関心のカテゴリー:オリーブは心身共に疲労困憊
- 英名:Olive
- 学名:Olea europaea
- 和名:オリーブ
- 分類:モクセイ科オリーブ属 常緑高木
- キーワード:疲労困憊 極度の消耗 気力のなさ 体が重い だるい 虚脱感 弛緩状態 衰弱 停滞 滞留 長期化 機能不全 枯渇 低エネルギー 虚弱体質 無気力 無関心 病弱 病気の回復期 依存症
オリーブとは バッチ博士の解説
バッチ博士はバッチフラワーレメディのオリーブについて次のように述べました。
「精神的、肉体的にこれまで苦しんでいて、もう何の努力をする力も残っていないと感じるほど疲れ切っている人のためのものです。日々の暮らしは、少しも楽しくなく、ただ辛く感じられます。」
『バッチ博士の遺産』(トゥエルブ・ヒーラーズとその他のレメディ)1936年より
疲労のためのレメディ
オリーブは疲労のためのレメディです。疲れた、体が重い、寝ても疲れが取れない、気力もない…このようなときにはバッチフラワーレメディのオリーブを使います。
フラワーレメディのホーンビームも同じように疲れや体の重さに使いますが、ホーンビームの場合は、月曜病という言葉で代表されるように、《まだやっていない仕事》のための気疲れ、仕事のことを思っただけで生じる精神的な疲労です。
オリーブの場合は、実際に行った仕事や作業による肉体的な疲労です。もちろん、そこには精神的な疲労も含まれます。
オリーブは恵みの植物
フラワーレメディのオリーブは、オリーブオイルや食用の果実を収穫するオリーブの花からつくります。最近では、日本でもオリーブの木を住宅地の庭で見かけることも多くなりました。
地中海原産のこの植物は、紀元前より栽培が始まりました。太陽の光をいっぱいに受け取ったオリーブからは、オイルや食用の果実が収穫されます。オリーブはその当時も、そして現代でも人々の生活の恵みとなっています。
なぜバッチ博士はオリーブを疲労のためのレメディとしたのか
それではなぜ、バッチ博士はオリーブの花を疲労のためのレメディとしたのでしょうか。それはオリーブが恵み豊かな植物だからでしょうか。もちろん、それもあります。この辺りのことは、バッチ博士自身はストレートに明かさないことがしばしばです。
ひとつ考えられる理由は、オリーブが長く栽培の対象となっていたという歴史上の事実です。上のオリーブの木の画像をご覧いただけますでしょうか。
全体の樹高に比べて、ずんぐりとした幹の太さが印象的です。そして枝も人の手が届くほどの高さとなっています。これはこの植物に人間の手が介入したことの現れです。
オリーブは、接木によって栽培されることが多く、良質な果実を育むオリーブの木は、一定の期間後に根元から切り倒され、残った部分は台木として若木が接木されます。また枝も果実が収穫しやすい高さになるよう余分な枝は切り落とされます。
人に搾取されるオリーブ
この事実は見方によれば、オリーブは人間によって搾取され続けてきた植物といえます。本来の生命の営みが妨げられた植物です。そこにはオリーブにとっての《生きることへの疲労》があるのかもしれません。
バッチ博士はオリーブの選択理由を、明らかにしていませんが、人により搾取され続けてきた植物という事実は、私たちにさまざまなイメージの広がりを与えてくれます。
もちろん、植物はニュートラルな存在です。そこに良し悪しの判断を持ち込むのは人間的な視点であることも覚えておきましょう。
オリーブのプラス面
フラワーレメディのタイプには必ず反対側の質、プラス面があります。
疲労のためのオリーブのプラス面はどのようなものでしょうか。もちろん、元気を取り戻すということは、言うまでもありません。
加えて《おのれを知る》ということがあります。
疲れやすいのであれば、自分にあったペースで仕事をすること、休息や睡眠時間の質を高めるための工夫をすること、自分にとって適切な生活と人生を選択すること、という勇気を持つことです。これは自分に合った人生を選ぶというメッセージです。
オリーブは38種のフラワーレメディの中でも人気の高いレメディです。また他のレメディとブレンドすることの多いレメディでもあります。ほとんどのレメディがオリーブと組み合わせることができます。
たとえば以下のような使い方もあります。それ以外にもたくさんの可能性を持ったレメディです。
◎オリーブとの組み合わせ例
- ゲンチアナ…ちょっと失敗から疲れがどっと出てきた。
- オーク…頑張りすぎて疲れ果てた。
- アグリモニー…元気を装っているが実はクタクタ。
- セントーリー…人助けと思っていたが自分が疲れてしまった。
- ゴース…絶望感と疲労感のなかにいる。
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