ワイルドローズ 無気力 無関心

バッチフラワーレメディ ワイルドローズ

 

ワイルドローズ 無力感 あきらめ

画像はcommons.wikimedia wildroseよりです。  801書庫に戻

 

バッチフラワーレメディ ワイルドローズ

  • 7つのカテゴリー:現実への無関心:無力感、無関心、こんなものだとあきらめている
  • 英名:Wild Rose
  • 学名:Rosa canina
  • 和名:イヌバラ、ロサカニーラ
  • 分類:バラ科バラ属
  • キーワード:諦め 絶望 虚無感 無気力 放棄 受け身 消極性 無抵抗 麻痺 倦怠感 無表情 無感動

 

アロマセラピーのクラスを担当していたころ、精油学の授業中「愛」に関連しそうな精油を集めて、それぞれの愛の方向をみなさんと語り合ったことがありました。そのときバラの香りのローズオットー精油(Rosa damascena)にでてきたキーワードは “自分を大切にする心” 、 “自分を愛すること(自己愛)” でした。

それから何年か後に、バッチ博士が記したワイルドローズについての記事を読んだとき、先ほどの  “自分を大切にする心”  のことを思い出しました。

 

ワイルドローズとは バッチ博士の言葉

バッチ博士はバッチフラワーレメディのワイルドローズについて次のように述べました。

「はっきりした十分な理由もなしに、自分の周りで起こる事柄に対して諦めの気持ちを持っていて、生活を当たり障りなく過ごし、物事をそのまま受け入れて、物事を良くしたり、何か楽しい事を見つけたりという努力はしません。そして、不平を言うこともなく、人生における戦いを放棄してしまっています。」

『バッチ博士の遺産』(トゥエルブ・ヒーラーズとその他のレメディ 1936年)より

 

ワイルドローズとゴース

バッチフラワーレメディのワイルドローズは、無気力・無関心・あきらめの状態です。似た傾向にあるゴースにも同じような “あきらめ” がキーワードとして入ってきます。

しかしゴースは、周囲から何らかの働きかけがあったとき、それに応えようとする能動性が残されています。つまり、ゴースの場合「こんな改善案があるけどやってみる?」という提案に「どうせダメだろうけど、そんなに言うのならやってみるよ」とやや荒みながらも、呼びかけに応える力が残されています。

ところが、ワイルドローズの場合は無反応です。どんな呼びかけにも応えることもなく、力なくそこにいるだけです。まるで人生の終了の鐘を待っているかようです。この “反応のなさ” がワイルドローズ状態の特徴です。

 

 

目覚めさせるワイルドローズ

ワイルドローズの “反応のなさ” には、その人の内側で、自分という存在が不在となっていることを示しています。自分がないゆえに、すべてに受け身であり、無気力で無関心、あきらめの状態に陥ってしまいます。

このあたりは植物としてのワイルドローズが半つる性の低木であることも関連しているかもしれません。それはつる性=自立性の不足という見方もできるからです。この辺りはクレマチスともちょっと似ています。

しかし、ワイルドローズの姿をもう一度みるならば、なんとかして自己を目覚めさせようという強い表れも見つけることができます。

それは下向きの鋭い棘であり、葉の周囲のギザギザであり、そして濃厚な甘い香りです。まるでまゆの殻に包まれて世界との繋がりを絶ってしまった自分自身を、鋭い棘やギザギザで刺激し、甘い香りで誘って目覚めさせようとしています。

 

 

この世の生きづらさ

後半のレメディ
バッチ博士の助手として、博士の晩年まで支えたノラ・ウィークスの著書『心を癒す花の療法』には、バッチ博士がさまざまな思いと体験とともにレメディを発見し製造した様子が記されています。

個人的な印象としては38種のレメディのうち、およそ前半はこの世での成長をサポートするために働き、後半はこの世の生きづらさを対象としたレメディであるように思えます。

ワイルドローズの発見順序は全38種のレメディのうち36番目あたりですから、後半のレメディの中でも最後から3つ目に当たります。そのため後半のレメディの特徴である “生きづらさ” もそれなりに重たくなっているようです。

自分を大切にすること
バッチフラワーレメディは植物の持つ波動とその情報を、水を介して受け取る療法です。ワイルドローズのマイナス状態とは、何らかの理由で自分を見失った結果、または自分を麻痺させなければならなかった結果、人生に興味を失い、無気力、無関心、あきらめに陥った状態です。

このような状態の人のために、ワイルドローズのレメディは、目覚めを促し、自分に気づき、自分を愛し、自分を大切にする心を育みます。

 

 

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