ラーチ 劣等感 自信がない

バッチフラワーレメディ ラーチ

画像はcommons.wikimedia larchより
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ラーチ

劣等感 自信がない
自信喪失 失敗がこわい

  • 7つのカテゴリー:失望と絶望:劣等感、自信がなく失敗がこわい
  • 英名:Larch
  • 学名:Larix decidua
  • 和名:ヨーロッパカラマツ オウシュウカラマツ
  • 分類:マツ科カラマツ属
  • キーワード:劣等感 自己不信 自信喪失 自己否定 挫折 制限 限界 恐れ 自己抑制 遠慮 消極性 受け身 憂鬱

ラーチとは
バッチ博士の言葉

バッチ博士はバッチフラワーレメディのラーチについて次のように述べました。

「自分が、周りの人よりも劣っている、あるいは能力がないと思い込み、失敗ばかりを考え、決して成功することがないと思っています。ですから、成功するために冒険する事もなく、一生懸命何かをやってみようとしない人のためのレメディです。」

『バッチ博士の遺産』(トウェルブヒーラートその他のレメディより)

植物を観察する
問いかける

バッチフラワーレメディに携わっていると「バッチ博士は植物から何を感じとったのだろう」という思いが沸き起こってきます。レメディの元となる植物と出会う機会がありましたら、次のようなことを試みてはいかがでしょうか。

好き、きらいという感情も大切ですが、それらはいったん横に置きます。またすでに知っている知識に落とし込むことも控えます。自分に備わったさまざまな感覚を通して「この植物は、この世界でどのように在るのか」を受けとります。

じっくりと見入った後で、受けとった印象を自分のなかで再現してみます。「これって一体なんだろう?」という問いかけもよいでしょう。問いかけからさまざまな気づきの可能性が生まれます。

そのような観察を通して得た気づき、印象、または問いを、自分の中で復唱、または増幅します。取るに足らない些細なことでも、「あれって一体なんだろう?」を思ったことを取り出します。

そうのように受け取ったものの中にはある種の印象、心に響く何か、場合によってはパターンや法則のように思えるものもあるかもしれません。それを自分の中で取り出してみます。

自己否定 失敗を恐れる

ラーチが否定的にあらわれている人は、実際には能力があるにもかかわらず、自己肯定感が低く、自己否定的で、自分が成功するとは思えず、冒険や挑戦を避け、何ごとにも消極的になり、やがては劣等感そのものとなってしまいます。

つまずきや失敗は誰にでもあるものですが、ラーチが否定的にあらわれてしまった人は、その影響を心のなかに深く刻み込んでしまったのかもしれません。38種のフラワーレメディのうち後半に発見されたレメディは、人生における乗り越えるべき試練に対応するものが多いようです。ラーチは「失敗を乗り越えるレメディ」ともいえるでしょう。

役に立つ植物 ラーチ

ラーチは、マツ科カラマツ属の落葉性の針葉樹です。もともと中央ヨーロッパやアルプス山脈に生育していました。バッチ博士がレメディを製造したイギリスには、1600年代に産業用の植林のために持ち込まれました(1639年という説があります)。

ラーチは、荒地や高地にも生育し耐寒性も高く、根づきやすく成長も早い植物です。強度の高い材質のため炭鉱業が盛んな時代には坑木として、また造船資材としても盛んに用いられました。ラーチは多量の樹脂を含むため腐敗しづらく耐久性があることも有用性の一つとされたのでしょう。

現在でも住宅用の建築材として高い需要があります。また樹脂や樹木のチップからは良質のテレピン油等の油類が製造され、かつては医薬品、化学材料、工業用材料、美術工芸用材料、エンジン用燃料など広範囲に用いられました。

ラーチの落葉について

針葉樹の多くが常緑であるのに対して、ラーチは落葉性の針葉樹です。秋になると細長い緑の葉が黄色に色づき、やがて落葉します。落葉という特徴をみるかぎりラーチは太陽の動きに忠実な植物であるといえるでしょう。

太陽によって四季の変化がもたらされるように、ラーチもそれに呼応して変化、変容の可能性を示しています。つまりラーチのもつ情報の中には「環境に応じて変化する」という質があることが想像できます。変化という点からみるとラーチは盆栽用の植物としての用途もあります。

ラーチの花言葉

日本の固有種であるカラマツ(Japanese Larch、学名:Larix kaempferi)もラーチと同じマツ科カラマツ属の落葉針葉樹です。このカラマツの花言葉が「豪放、豪胆、大胆、勇敢、傍若無人」というのは興味深いところです。

ラーチは、いわゆるパイオニアツリー(先駆性樹種)として、痩せた荒地や高山、山火事のあとなどの生育条件の悪い土地に最初に現れる植物として知られています。

そのような場所で、ラーチは生長し落葉することによって、徐々に土地を肥沃にして他の植物のための生育環境を整えます。「自ら荒地に打って出る」というあたりは花言葉の「豪放、豪胆、大胆、勇敢、傍若無人」とあっているようです。

ラーチのプラス面

ラーチのプラス面とはどのようなものでしょうか。ラーチが「失敗を乗り越えるためのレメディ」であるならば、それは自らの失敗から学ぶことができる人でしょう。

その経験から「現実的視点」を養い、状況を見定めて挑戦すべきときには大胆に打って出て、そうでないときには次回に備えて力を蓄えます。そのような臨機応変の対応によって、自分の能力を最大限に活かして、自信を持って前に進むことができる人です。

バッチ博士がラーチをチェストナットバッドとほぼ同時期に発見したことも興味深いことです。チェストナットバッドは「経験から学ばず同じ過ちを繰り返す」ためのレメディです。ラーチは「劣等感。自信がなく失敗がこわい」ときのためのレメディです。この二つは共に過ちや失敗から学んで前進するためのレメディ、経験から人生を豊かにするためのレメディと言えるでしょう。

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