画像はcommons.wikimedia cherry plumより
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チェリープラム 動揺 がまんできない 自分を抑えられない 逆上
- 7つのカテゴリー:不安と恐れ:理性では抑えられない動揺
- 英名:Cherry Plum
- 学名:Prunus cerasifera
- 和名:ミロバランスモモ ベニハスモモ
- 分類:バラ科サクラ属、小低木
- キーワード:自分を抑えられない 我慢できない 衝動的 動揺 緊張 不安 不安定 抑圧 教条的 葛藤 憂鬱 混乱 過敏 駆り立てられる感情 暴言 逆上 暴力 癇癪持ち 正気を失う 過食 依存症 狂気の始まり 人格の崩壊 絶望感
チェリープラムとは バッチ博士の解説
バッチ博士はバッチフラワーレメディのチェリープラムについて次のように述べました。
「過度の緊張や、理性を失って、恐ろしいことや怖いことをするのではないかという不安にかられる時、また望んでもいないし悪いことだと知っていて、そうすることを考え、そうしたい衝動に駆られる恐怖のためのレメディです。」
『バッチ博士の遺産』(トゥエルブ・ヒーラーズとその他のレメディ 1936年)より
バッチ博士のチェリープラムの発見
長くバッチ博士の助手を務めたノラ・ウィークスはその著書『心を癒す花の療法』で、バッチ博士のチェリープラムの発見について次のように記しています。
「(チェリープラムを発見する)数日前から彼は前頭洞にひどい炎症を起こし、顎骨一帯の激痛と激しい頭痛に苦しんでいました。正気を保って生きていられないと思えるほど、絶望感を伴う激しい苦しみです。」
このような中でバッチ博士は、自らの状態が新しいレメディ発見の予兆であると知り、野原をさまよい、白い花のチェリープラムを見つけてレメディを作り、その症状から回復することができました。
理性では抑えられない衝動
チェリープラムの「理性では抑えられない衝動」とは、具体的にどのようにあらわれるのでしょうか。それは、「してはいけないこと」、「ダメだとわかっていること」を行なってしまうことです。
例えば
- いけないと思っても思わず子どもを叩いてしまう。
- 急いでいるとつい強い口調で叱りつけてしまう。
- 会議なのに興奮して怒鳴ってしまう。
- アルコールがやめられない。
- 物事がうまくいかないと不安で震えがくる。
限界が近づく前に
チェリープラム状態になると、しばしば限界を突破してしまうケースが多いため、その感情表現や行動も強いものとなってしまいます。
この「限界」とはなんでしょうか。限界は突然にあらわれるのではなく、日常的に自分を抑え、我慢を強いた状態が続き、ストレスが溜まった結果です。
ストレス状態が長く続くことで、しばしば限界の一歩手前となり、わずかなことであっさりと限界を超えてしまいます。
もし自分の中にチェリープラム的な傾向があると感じたならば、限界が近づく前に、チェリープラムを手にして、もともとの傾向を和らげておくことが役立ちます。
チェリープラムのプラス面
フラワーレメディのタイプには必ず反対側の質、プラス面があります。
不安を感じる理性
バッチ博士が記したチェリープラムの説明には、次のような部分があります。「理性を失って、恐ろしいことや怖いことをするのではないかという不安」です。
このようなとき、チェリープラムタイプの方は「理性を失いそうな不安」に気づいている、気づくだけの理性を持っていると言えます。しかし、それが今にも失われてしまいそうな危機を迎えているのです。
バランス 新しい可能性
バッチ博士の記述の中には、チェリープラムの二つの面を見ることができます。ひとつは理性、二つ目は理性を失うこと、すなわち狂気です。
このようなチェリープラムがプラス面を育むと、そこにあらわれくるものは何でしょうか。それはバランスです。例えば思考・感情・意志のバランス、現実と夢のバランス、生と死のバランス、理性と狂気のバランスです。
思考だけに偏ること、現実だけに偏ること、生だけに偏ること、理性だけに偏ることは、あまりには一面的です。人間には思考もあれば感情も意志もあります。夢に生きることも必要でしょう。
生と死も同じです。理性だけでは、世界は狭くなります。どこかに理性を超えるような何かがあってこそ、人間的と言えるでしょう。
それらがバランスよく調和的に働いたとき人生は豊かなものになります。二つの面がもたらす動きは人生を活性化します。そしてそれは新しい可能性を開く扉となるでしょう。
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