手の柔らかさと実体

マッサージ 手の柔らかさ
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マッサージの手について

体に触れるときに、「手の柔らかさ」は、マッサージの前提条件なのですが、その「柔らかさ」には、時々わずかな「違い」が生じます。

結論から言えば、その柔らかさには具体的な「実体」があり、現実的なアプローチが可能な手であることが必要です。そのような手は、柔らかな手としてそこに存在して、柔らかさとともに体に働きかけています。

別の表現をすれば、柔らかいが、実体がない、あやふや、手としての存在感がない、境界があいまい、部分的、はかない‥‥というものではないのです。

柔らかな手の確かな存在、安心感

柔らかな手であっても、その手には確実な物としての実体・実質があるということです。だからこそ、その柔らかな手に触れられることで、「柔らかいが確かな物に包まれたような感覚」「支えられている安心感」があるわけです。

そして、その柔らかな手に「実体」があることによって、行おうとする技術は、具体的な働きかけを体に伝えること、効果を示すことができます。

つまり、「私の手は、確かな存在ですか?」ということです。

ささいなことを長々と書いてしまいましたが、手を柔らかく使っているのに、受け手の体との「つながり感」がないという方は、一度、振り返ってみてください。

おわり

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