クラリセージの香りから広がるイメージ
精油の香りのイメージワークは、精油の香りのイメージ=印象を膨らませて、イメージの背後にある質に気づこう、という試みです。
リラックス効果といっても、たとえばローズとペパーミントでは、その質はちがうので、そのあたりが明らかになればいいな、と思っています。
もちろん、香りのイメージは人それぞれなので、正しいや誤りはないし、今日と明日では出てくるイメージも変わってくるでしょう。そこにはその瞬間の、その人の心や体の様子が反映されるからです。
実際に行う上で注意することは、香りが濃すぎると印象も変わるので、一瞬、ふわっと香ってきたその印象を大切にするといいと思います。それでは。
直感 クラリセージ 香りの第一印象
クラリセージの香りから、最初に思い浮かんだのはミルクティの甘い香りです。それも最近のものではなく、子どものころにテレビの洋画劇場を観ながら飲んだミルクティの香りです。
そこから、まだ幼い子どもの姿、小学校上がる前の、3歳か4歳くらいでしょうか。そんな子どもの姿が浮かんできました。
香りの印象を五感で深める 視覚化、言語化する
次にクラリセージの香りのイメージに、もう少し意識を向けます。五感で表現するとしたら、どんな表現が出てくるのでしょうか。どんなイメージが湧いてくるのでしょうか。
幼い子どもが踊っています。3歳か4歳くらいでしょうか。にこにこと踊りながら歩いています。きっと何かうれしいことがあったのでしょう。体のなかから喜びが湧き起こっているようです。柔らかな髪もふわふわと動いています。
気になる言葉、表現を見つけます。
先ほどのイメージから気になる言葉、表現をピックアップします。
すると…。
〝幼い子ども〟〝踊りながら歩く〟〝沸き起こる〟〝ふわふわ〟などが気になる言葉として出て来ました。
ここからこの瞬間の香りの方向性、リラクセーションの質、スピリットを導きます
先ほどの気になる言葉、表現を展開させてみます。「展開させる」とは言葉や表現にあるエネルギー、リラクセーションの質、スピリットを探る作業です。
今回の〝幼い子ども〟〝踊りながら歩く〟〝沸き起こる〟〝ふわふわ〟などを展開、その印象を膨らませてみたところ…。
それは〝軽さと衝動性〟です。
幼い子どもからは、その衝動が純粋であることを示し、それは周囲の空気(環境)と呼応しているのでしょう。
〝踊りながら、沸き起こる…などからは衝動的な喜び、楽しさ、それはふわふわと揺れ動く柔らかな髪のように軽く、自分の体すら忘れてしまうような浮遊感です。
今日の僕にとってのクラリセージの香りの方向性、リラクゼーションの質は、こんな感じです。香りの印象は毎回、違ってきますから、次回はまた別の質があらわれるでしょうし、またいつか同じような質があらわれることもあるでしょう。