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ロッキングテクニックは体の中身から揺らします
これから始まるクラスに備えてロッキングテクニッククラスのテキストを見直しています。
ロッキングテクニックなどマッサージの技術を、文章で説明するのはなかなかむずかしい作業です。それでも参加の皆さんの受講後の、練習には役に立つのではないかと思っています。
クラス中に繰り返し取り上げたことは、テキストのなかに盛り込むようにしています。
今回は「中身と共に揺らす」という一文を追加しました。
そこで追加した内容をここでお伝えします。
体には表面と中身(中心)があります。表面とは皮膚などのまさに体の表面であり、中身(中心)とは、体の深層部です。
手足でもお腹でも首でも表面と中身(中心)があります。ロッキングテクニックで体を揺らすときは、「中身と共に揺らす」ことが求められます。
「中身と共に揺らす」とは、体の中心とともに揺らすことです。そうすると揺れは波紋のように全身に広がります。表面だけでは、その部分だけ、つまり手をおいた表層の組織のみにとどまってしまいます。
中身とともに揺らすコツは、柔らかく広い面の手、つまりクラスでしばしば説明する「はんぺんの手」で、体を包むように触れて、探索しながら揺らします。
探索とは「小さく、またはゆっくり」です。受け手の体の弾力より大きく、速いと、中身とつながることなく、表面的な働きかけとなります。
思ったようにいかないと思ったときには、完全にポーズ(小休止)をとって、体と頭、気持ちをリセットして、はんぺんの手と探索から始めます。
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