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ロッキングテクニック
受け手との距離
私のものという距離
これはロッキングテクニッククラスで、しばしば説明することのひとつです。この「私のものという距離」とは、与え手と受け手との距離の目安のことをいいます。
どんなに軽いものでも、自分よりも少し離れたところにあると、それを支えるには努力が必要です。
たとえば、ティッシュペーパーの空箱を、片手で支えて、そのまま腕を伸ばします。空箱のように軽いものでも、時間がたつと腕が辛くなってきます。持ち続けるためには、努力が必要です。
ところが、空箱をだんだんと自分に近づけます。すると、あるところから何の努力もなしに、空箱を支えることのできる距離があらわれます。この距離のことをクラスでは「私のものという距離」と説明しています。
「私のもの」であるとき、それを支え、動かすことには努力は必要ありません。力も最小です。
「私のもの」となった手足から全身に波を送ります。その時の技術は、軽やかで、シンプルなものになります。
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