画像はcommons.wikimedia Vineより
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バイン 強引な指導者 リーダー的支配欲 上から目線 威張る 横柄
- 7つのカテゴリー:他人のことを気にしすぎ:リーダー的支配欲
- 英名:Vine
- 学名:Vitis vinifera
- 和名:ヨーロッパブドウ
- 分類:ブドウ科ブドウ属 つる性の落葉低木
- キーワード:支配欲 指導者 権力者 威圧的 威張る 横柄 高圧的 意志力 信念 確信 自信家 野心 暴君 独善的 独断的 断定的 狭い視野 頑なさ 堅苦しさ 原理原則 強制的 無理強い 束縛 不寛容 秩序 計画的 指示的 命令 監視 指導 躾 教えたがり 知ったかぶり 正しいこと 思いやりのなさ 弱いものいじめ 冷酷 強迫観念
バインとは バッチ博士の解説
バッチ博士はバッチフラワーレメディのバインについて次のように述べました。
「大変能力のある人で自分の力を信じ、成功することを疑いません。余りにそれを確信しているために、自分のしていること、あるいは正しいと信じていることを他の人にも押しつけ、それがその人のためになると考えています。病気の時でさえも、指示しようとします。このタイプの人は、緊急の時には本当に頼りになります。」
『バッチ博士の遺産』(トゥエルブ・ヒーラーズとその他のレメディ)1936年より
ぶどうとバイン
レメディのバインがぶどうだと知ったときは、少し驚きました。バインの「リーダー的支配欲」という表現と、ぶどうの豊かな香りと甘さとの間に違和感を感じたからです。
天国の果物のようなぶどうが、あのバインの元となっているとは…という感じです。
バインのマイナス状態は、自らの信念と自信を元にした他人に対する強い姿勢、指導的な態度、そこからリーダー的な支配欲、権力指向、威圧的な態度、横柄さ、頑固者へとなります。
植物の形からみたバイン
縛り上げるつる
バインはつる性の植物です。38種のバッチフラワーレメディの中には、バイン以外にもつる性の植物は、クレマチスやハニーサックル、ワイルドローズなどがあります。
つる性といっても「もたれる」、「からむ」、「引っかかる」といった特徴があるのですが、バインのつるの特徴は「縛り上げる」です。こちらの画像をご覧ください。縛り上げています。ここから、バインのマイナス状態である人を支配する傾向をみることができます。
花の不思議
バインの花には面白いことがたくさんあります。まずこの花には花弁がありません。これは風媒花にはよくあることです。それから全体が緑です。
花は植物にとっての変容のステージと見ることができます。緑そのものの葉の領域から、鮮やかな色彩をまとう花の姿には変容という言葉は決して大袈裟なものではありません。
ところがバインは緑の花です。風媒花にはその傾向があるとはいえ、この植物の仕草には何を読み取ることができるでしょうか。例えば緑は生命力をあらわす色であり、そこには新鮮さ、瑞々しさを感じることができます。
同時に、新鮮さには、未熟さ、未完成という言葉も連なります。バインの緑の花は、豊かな生命力を持ちながらまだ未熟な存在なのでしょうか。
あともう一つ。バインの花は最初、緑色のつぼのようなもの、ピーマンのようにも見えますが、それに覆われています。そして花が成熟すると雄蕊らがそれを押しのけ、脱落させます。これがバインの開花です。最後の押しのけるところが、力技のようにも見えます。
植物は中立な存在
私たち人間は、植物を見ることで、そこにいろいろな意味を見出します。仮にそこに善悪があったとしてもそれは人間の判断です。それは鏡に映った自分の姿のようなもので、自分が見えるものだけを見ます。しかし、植物は人間の思いに囚われることなく、その全てを世界に示しています。
バッチフラワーレメディをとるということは、その植物が示す全体性を受け取ることです。だからこそ、人間の持つマイナス面が中和されるのです。
バインのプラス面
バインがもつ質は、自分に対する信頼と自信を元にした、的確な判断力、リーダーシップ、責任のある振る舞いです。混乱した状況にあったとしても、冷静な判断の元で周囲の人々に進むべき方向を示してくれます。
同時に、バインは周囲の人々を勇気づけ、その可能性を引き出すことができます。それはバッチフラワーレメディのバインのボトルに印刷された「インスパイア(inspire/鼓舞する」という単語からも読み取ることができます。
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