バイオグラフィーワークとは
バイオグラフィーワークとは、ドイツの思想家ルドルフ・シュタイナーの世界観から誕生したワークです。
バイオグラフィーワークでは、自分自身の人生を振り返り、その人生の歩みに光を当てます。
この光を当てるとは、人生の記憶、思い出をもう一度振り返ることです。
振り返っていったい何になるの? と思われるかもしれません。
記憶に光をあてる
多くの場合、記憶は、事実と感情が一体になっています。そしてその事実と感情は、その当時の《私》が体験したものです。
たとえば、小学校一年生の思い出は、小学校一年生の《私》の感受性、理解力を元にしています。
そして、記憶には忘れてしまったことや、そもそも当時は気づいていなかったことが山のようにあります。
もちろん当時、小学校一年生の《私》にすべてを感じとり、理解しなさい、とっても土台無理な話です。
しかし、忘れてしまったこと、気づかなかったことも、実は《私》の人生を構成している一部です
そんな埋もれた記憶を、大人になった《私》が振り返り、光を当てて、私の一部にします。
いったいどんないいことがあるのだろう
私の経験です。
バイオグラフィーワークで、記憶、思い出を振り返って気づいたことは、人間の成長には基本形があるということです。
そして私自身も含めて、多くの人がその基本形に従って成長します。たとえば小学校に入学するとか、思春期を迎えるとか、誰かに憧れるとかです。
その成長のプロセスに気づいたとき、自分の人生に対して信頼が生まれてきました。
「自分ってけっこうしっかりやってるかも」です。
そして、思い出のなかの事実と感情を分けることや、いくつかの芸術的な手法で、思い出を客観的に浮かびあがらせます。
すると、忘れていたこと、当時は気づかなかったこと、誰かの存在、その時代のことなどが立体的に浮かび上がってきます。
そんな記憶を当時を思い出しつつ、現在の《私》とのつながりの中で振り返ると、そこに新しい気づき、洞察が現れてきます。
この体験の何が良かったのかというと、「人生の土台がしっかりした」ということです。
自己教育
もちろん、振り返りの中には、自分のしょうがない部分もたくさん出てきます。でも、その気づきは《自己教育》へとつながります。
《自己教育》といっても、いわゆる社会的な成功のための自己教育ではなく、この地上に生まれてきた自分という人間の、いわば最終段階を見すえつつの自己教育です。つまり、私は私の人生をより良いものにするために、何を補ったら良いのか、です。
そういう意味では、このバイオグラフィーワークは、大人のための教育であり、人生の《本質》に気づくためのワークともいえます。
だいぶ長くなってしまいました。最後にバイオグラフィーワークで使うUチャートを参考までに掲載しておきます。
Uチャート


